手首の痛みとは?まず知っておきたい原因
手首の痛みは、年齢を問わず多くの方が経験する症状のひとつです。朝起きたときに違和感がある、物を持つとズキッと痛む、パソコン作業を続けると手首がつらくなるなど、痛みの現れ方は人それぞれです。
「少し休めば大丈夫かな」と思って様子を見る方も少なくありません。しかし、手首は毎日の生活で何度も使う関節のため、小さな負担が積み重なって痛みにつながることがあると言われています。
とはいえ、手首の痛みがあるからといって、すべてが同じ原因とは限りません。使いすぎによる炎症だけでなく、転倒などによるケガや、神経・関節の病気が関係している場合もあるとされています。
まずは「なぜ痛みが起こるのか」を知ることが、適切な対策を考える第一歩です。この章では、手首の仕組みや痛みが起こる原因、日常生活で負担がかかりやすい場面についてわかりやすく紹介します。
- 1 手首の痛みが起こる仕組み
- 2 急に痛くなるケースと徐々に痛くなるケースの違い
- 3 日常生活で起こりやすい原因
- 4 腱鞘炎(ドケルバン病)
- 5 TFCC損傷(三角線維軟骨複合体損傷)
- 6 手根管症候群
- 7 骨折や関節の病気にも注意
- 8 親指側が痛い
- 9 小指側が痛い
- 10 手首の真ん中が痛い
- 11 手首を反らすと痛い
- 12 手首をひねると痛い
- 13 力を入れると痛い
- 14 まずは手首を休ませることが大切
- 15 冷やす?温める?使い分けがポイント
- 16 ストレッチは痛みが落ち着いてから
- 17 こんな症状がある場合は早めの来院を
- 18 手首が痛いときは何科へ行けばよいですか?
- 19 湿布だけで改善しますか?
- 20 ストレッチは毎日しても大丈夫ですか?
- 21 仕事やスポーツは続けてもいいですか?
- 22 放置するとどうなりますか?
- 23 整骨院と整形外科はどう使い分ければよいですか?
手首の痛みが起こる仕組み
手首は、小さな骨がいくつも集まり、靱帯や腱、筋肉、軟骨などが複雑に組み合わさってできている関節です。そのため、見た目以上に繊細なつくりをしています。
例えば、コップを持つ、ドアノブを回す、スマートフォンを操作するなど、普段は意識しない動きでも手首には負担がかかっています。同じ動作を何度も繰り返したり、一度に強い力が加わったりすると、腱や靱帯に炎症が起こり、痛みや腫れにつながることがあると言われています。
また、手首には神経も通っているため、炎症や圧迫が起こると、しびれや力の入りにくさを感じるケースもあるとされています。痛みだけではなく、「動かしづらい」「違和感が続く」といった症状にも注意が必要です。
急に痛くなるケースと徐々に痛くなるケースの違い
手首の痛みには、大きく分けて「急に起こる痛み」と「少しずつ強くなる痛み」があります。
急に痛みが出た場合は、転倒して手をついた、スポーツ中にひねった、重い荷物を持ち上げたなど、ケガがきっかけになっていることがあります。一方で、パソコン作業やスマートフォンの操作、家事や育児などで毎日同じ動作を続けていると、少しずつ負担が積み重なり、ある日違和感や痛みとして現れることも珍しくありません。
「昨日までは平気だったのに急に痛くなった」「気づいたら数週間前から違和感が続いている」など、痛みが出始めたタイミングを振り返ることは、原因を考えるうえで大切なポイントと言われています。
日常生活で起こりやすい原因
手首への負担は、特別な運動をしていなくても日常生活の中で積み重なります。
例えば、長時間のパソコン作業やスマートフォンの操作では、同じ姿勢が続くことで手首周辺の筋肉や腱に負担がかかりやすくなります。また、料理や掃除などの家事、赤ちゃんの抱っこ、スポーツでのラケット操作なども、手首を繰り返し使う動作のひとつです。
さらに、転倒して手をついたときには、骨や靱帯を傷めている可能性もあると言われています。痛みが強い場合や腫れ、変形、しびれを伴う場合には、自己判断だけで様子を見るのではなく、早めに医療機関へ相談することが大切とされています。
日頃から手首に負担がかかる場面を知っておくことで、予防や早めの対応につながるでしょう。
手首の痛みで考えられる主な病気
手首の痛みにはさまざまな原因があり、使いすぎだけではなく病気やケガが関係している場合もあると言われています。痛む場所や動かしたときの症状によって考えられる疾患は異なるため、「少し痛いだけだから」と自己判断するのではなく、症状の特徴を知っておくことが大切です。
ここでは、手首の痛みでよくみられる代表的な疾患について紹介します。
腱鞘炎(ドケルバン病)
腱鞘炎は、手首の親指側にある腱と腱鞘に炎症が起こることで痛みが現れると言われています。スマートフォンの操作やパソコン作業、育児での抱っこ、家事など、手首を繰り返し使う方に多くみられる傾向があります。
親指を動かしたときや物をつかむ動作で痛みが強くなり、ペットボトルのふたを開けることがつらく感じる場合もあります。初期の段階では安静にすることで症状が落ち着くこともありますが、痛みが長引く場合には専門家へ相談することがすすめられています。
TFCC損傷(三角線維軟骨複合体損傷)
手首の小指側が痛む場合には、TFCC損傷が関係している可能性があると言われています。TFCCとは、手首を安定させる軟骨や靱帯の集まりで、転倒して手をついたときや、ラケットスポーツ・ゴルフなどで手首を繰り返しひねる動作によって負担がかかることがあります。
ドアノブを回す、雑巾を絞る、フライパンを持ち上げるといった動作で痛みが出やすいことも特徴です。痛みが続く場合やクリック音が気になる場合には、状態を詳しく確認してもらうことが大切とされています。
手根管症候群
手首の中央には「手根管」と呼ばれるトンネル状の空間があり、その中を正中神経が通っています。この神経が圧迫されることで、親指から薬指にかけてしびれや痛みが現れる状態を手根管症候群と言うと言われています。
細かい作業を続けると症状が強くなったり、朝起きたときにしびれを感じたりすることがあります。また、症状が進行すると親指に力が入りにくくなり、物を落としやすくなるケースもあるとされています。
骨折や関節の病気にも注意
転倒して手をついたあとに強い痛みや腫れがある場合には、橈骨遠位端骨折や舟状骨骨折などが隠れていることがあります。また、朝のこわばりが続く場合や複数の関節が痛む場合には、関節リウマチなどの病気が関係している可能性もあると言われています。
痛みが数日たっても改善しない場合や、腫れ・変形・しびれを伴う場合には、自己判断を続けず、早めに専門家へ相談することが大切です。
痛む場所でわかる手首の痛みの原因
手首の痛みといっても、「親指側が痛い」「小指側がズキッとする」「手首を反らすと痛む」など、症状の現れ方はさまざまです。痛む場所や動かしたときの状態によって、考えられる原因が異なると言われています。
もちろん、痛む場所だけで原因を特定することはできません。しかし、自分の症状を把握しておくことで、体の状態を知るヒントになることがあります。ここでは、痛みが出やすい場所ごとの特徴について紹介します。
親指側が痛い
親指側に痛みがある場合には、腱鞘炎(ドケルバン病)が関係していることが多いと言われています。親指を動かしたり、物をつまんだりすると痛みが強くなることが特徴です。
スマートフォンの操作やパソコン作業、育児や家事などで手首を繰り返し使う方にみられることが多く、安静にしていても違和感が続くケースもあります。
小指側が痛い
小指側の痛みでは、TFCC損傷(三角線維軟骨複合体損傷)が考えられると言われています。
ドアノブを回す、タオルを絞る、フライパンを持ち上げるなど、手首をひねる動作で痛みが出やすいことが特徴です。スポーツや転倒がきっかけになることもあります。
手首の真ん中が痛い
手首の中央付近が痛む場合には、使いすぎによる炎症や、手根管症候群などが関係していることがあると言われています。
さらに、指先のしびれや細かい作業のしづらさがある場合には、神経への負担が影響している可能性も考えられます。
手首を反らすと痛い
腕立て伏せをしたときや床に手をついたときなど、手首を反らす動作で痛みが出る場合には、腱や靱帯への負担が原因になっているケースがあると言われています。
スポーツをしている方や、長時間手をつく姿勢が多い方にみられることがあります。
手首をひねると痛い
鍵を回す、ドアノブを回す、ペットボトルのふたを開けるなど、ひねる動きで痛む場合には、TFCC損傷や靱帯の負担が関係していることがあると言われています。
痛みとともにクリック音や引っかかるような感覚がある場合には、早めに状態を確認してもらうことがすすめられています。
力を入れると痛い
重い荷物を持つ、バッグを持ち上げる、雑巾を絞るなど、力を入れた瞬間に痛みが出る場合には、腱や関節への負担が蓄積している可能性があります。
一時的な疲労であれば休息によって落ち着くこともありますが、痛みが長引く場合や腫れ、しびれを伴う場合には、ほかの病気が隠れていることもあると言われています。
痛みが出る場所や動作を記録しておくと、状態を把握しやすくなるでしょう。また、症状が続く場合には、自己判断だけで済ませず、専門家へ相談することが大切です。
手首の痛みは自分で改善できる?セルフケアと来院の目安
手首に痛みを感じたとき、「少し休めば大丈夫かな」と様子を見る方は少なくありません。実際に、一時的な使いすぎが原因の場合には、手首への負担を減らすことで症状が落ち着くケースもあると言われています。
一方で、無理をして使い続けると、炎症が長引いたり症状が悪化したりする可能性もあるとされています。まずは痛みの程度や腫れの有無を確認し、適切なセルフケアを行うことが大切です。
まずは手首を休ませることが大切
痛みを感じたときは、無理に動かし続けるのではなく、できるだけ手首を休ませましょう。
仕事や家事で完全に動かさないことが難しい場合でも、同じ動作を続けないよう意識したり、こまめに休憩を入れたりするだけでも負担を減らしやすくなります。
また、サポーターを使用して手首の動きを抑えることで、日常生活での負担を軽減できる場合もあると言われています。
冷やす?温める?使い分けがポイント
痛みが出始めたばかりで熱感や腫れがある場合には、患部を冷やす方法が用いられることがあります。
反対に、慢性的なこわばりや筋肉の張りが気になる場合には、温めることで血流が促され、動かしやすくなることもあると言われています。
ただし、痛みの原因によって適した方法は異なるため、痛みが強い場合や判断に迷う場合には、自己判断だけで続けることは避けたほうがよいとされています。
ストレッチは痛みが落ち着いてから
「早く改善したいから」と痛みがあるうちに無理なストレッチをすると、かえって負担が大きくなる場合があります。
炎症が落ち着いてから、痛みのない範囲でゆっくり動かすことが大切と言われています。違和感が強くなる場合には、すぐに中止しましょう。
こんな症状がある場合は早めの来院を
次のような症状がみられる場合には、セルフケアだけではなく専門家へ相談することがすすめられています。
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強い腫れや熱感がある
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手首が変形している
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指先にしびれが続く
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力が入りにくい
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転倒後から痛みが続いている
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数日たっても改善がみられない
特に、転倒して手をついたあとには骨折が隠れていることもあると言われています。無理に動かさず、早めに状態を確認してもらうことが大切です。
症状に合わせた適切な対応を行うことが、日常生活への影響を少なくするための第一歩になるでしょう。
手首の痛みに関するよくある質問(FAQ)
手首の痛みが続くと、「このまま様子を見ても大丈夫?」「何科へ行けばいいの?」と不安になる方も多いのではないでしょうか。ここでは、来院される方からよくいただく質問をまとめました。
手首が痛いときは何科へ行けばよいですか?
手首の痛みや腫れ、動かしづらさがある場合には、まず整形外科へ相談することが一般的と言われています。特に転倒したあとや、強い痛み・変形・しびれを伴う場合には、早めに状態を確認してもらうことが大切です。
湿布だけで改善しますか?
湿布は炎症や痛みを和らげる目的で使用されることがありますが、原因そのものが改善するとは限らないと言われています。
一時的に症状が落ち着いても、手首へ負担がかかる生活を続けていると、痛みを繰り返す可能性もあります。そのため、手首を休ませたり、負担のかかる動作を見直したりすることも大切です。
ストレッチは毎日しても大丈夫ですか?
痛みが強い時期に無理なストレッチを行うと、かえって症状が悪化する場合があると言われています。
違和感が落ち着いてから、痛みのない範囲でゆっくり行うことがポイントです。ストレッチ中に痛みが強くなる場合には、無理をせず中止しましょう。
仕事やスポーツは続けてもいいですか?
痛みが軽い場合でも、同じ動作を繰り返すことで負担が積み重なることがあります。
仕事やスポーツを完全に休むことが難しい場合には、休憩をこまめに取り入れたり、サポーターを活用したりするなど、手首への負担を減らす工夫がすすめられています。
放置するとどうなりますか?
使いすぎによる軽い炎症であれば自然に落ち着くこともありますが、原因によっては症状が長引いたり、慢性化したりすることもあると言われています。
また、骨折や靱帯損傷、神経の圧迫などが隠れているケースでは、放置することで日常生活に支障が出る可能性もあるため注意が必要です。
整骨院と整形外科はどう使い分ければよいですか?
転倒後の強い痛みや腫れ、変形、しびれなどがある場合には、まず整形外科で詳しい検査を受けることが大切と言われています。
一方で、日常生活での体の使い方や姿勢、手首への負担などについて相談したい場合には、整骨院へ相談するという選択肢もあります。症状や目的に合わせて適切に使い分けることが大切です。
手首の痛みは、早めに原因を知り、無理をしないことが改善への近道と言われています。「少し気になる」という段階でも、自分の体のサインを見逃さず、適切な対応を心がけましょう。

小さいころから野球をやっている中でケガをして通っていた整骨院の先生の影響をうけてこの道を志しました。
ケガをして野球ができない時に身体的にも精神的にも辛い中、身体を治してもらうだけではなく、的確な声をかけて頂き落ち込んでいた心も治してもらい安心して野球をやりきることができました。
新潟から東京へ進学で上京しまして国家試験柔道整復師免許取得、横浜市の整形外科、整骨院、川崎市の整形外科、大和市の整形外科などで勤務させて頂き、2016年6月にこちらを開院しました。
外傷や様々な症例を経験した中で、 もっと良くなるんじゃないか、もっと楽にしてあげれる方法があるんじゃないかと思い日々考え、勉強会などにも積極的に参加しております。
皆様のお困りの症状が改善し、スポーツパフォーマンス向上や、諦めていた趣味を楽しんだり、快適な日常生活、競技生活が送れるように精一杯施術させて頂きます。
当院では、症状改善だけではなく、根本的に症状が出にくい身体を作っていく事が大事と考えております。 痛みの改善は勿論ですが、身体を整えて、正常に動くようにして、筋肉を鍛えていく事で根本的に変えていきます。
どこに行っても治らない、どこに行ったらいいかわからない方はぜひ一度当院にお越しください。









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