肩が上がらないのはなぜ? 痛い・力が入らない原因と五十肩との違い、対処法を解説

肩が上がらないのはなぜ?まず知っておきたい原因

「最近、肩が上がらないんだけど、これって五十肩かな?」

こんなふうに、着替えで腕を通すときや、高い場所の物を取ろうとしたときに肩の動かしづらさに気づく方は少なくありません。ただ、「肩が上がらない=五十肩」とは限らないと言われています。

肩の周りに炎症が起きている可能性

「肩を動かすと痛くて、それ以上上げられない」という場合、肩関節周囲炎、いわゆる五十肩が関係していることがあります。

日本整形外科学会によると、五十肩では肩関節の痛みや動きの制限がみられ、髪を整える、服を着替えるといった日常動作が不自由になることもあると言われています。夜になるとズキズキして眠りづらくなるケースもあるようです。

「年齢のせいだから仕方ない」と思ってしまいがちですが、肩が上がらない理由は一つではありません。

腱板のトラブルで力が入りにくいことも

「痛いというより、腕に力が入らなくて上げづらいんだけど……」

そんなときは、肩を安定させる「腱板」と呼ばれる組織の状態にも目を向ける必要があります。

腱板断裂では、肩を動かしたときの痛みや夜間痛のほか、腕を上げる際に力が入りにくいと感じることがあると言われています。一方で、腱板断裂があっても腕を上げられる方は多く、症状だけで五十肩と見分けるのは簡単ではありません。

東京女子医科大学でも、腱板断裂は五十肩と好発年齢や症状が似ているため注意が必要とされています。

「いつから・どう上がらないか」も大切

肩が上がらないといっても、「痛くて上げられない」「力が入らない」「途中までは動く」など、人によって感じ方はさまざまです。

また、急に強い痛みが出た場合には、石灰沈着性腱板炎など別の肩のトラブルが隠れている可能性もあると言われています。

「そのうち改善するかな」と無理に動かし続けるのではなく、いつから症状があるのか、どんな動きで痛むのかを確認しておくことが大切です。肩が上がらない状態が続く、夜も痛む、急に動かしづらくなったといった場合は、整形外科などで状態を確認してもらうことも検討しましょう。

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肩が上がらないときに考えられる主な病気・状態

「肩が上がらないなら、やっぱり五十肩?」

そう考える方は多いかもしれません。ところが、肩が上がらない原因は一つではないと言われています。肩関節そのものだけでなく、腱や首などが関係しているケースもあるため、痛み方や動かしづらさを確認することが大切です。

四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)

「腕を上げようとすると痛い」「背中に手を回しづらい」といった症状で知られているのが、四十肩・五十肩です。

正式には肩関節周囲炎と呼ばれ、肩関節の周辺に炎症が起こることで、痛みや動きの制限が生じると言われています。特に髪を整える、服を着替えるといった動作がしづらくなることもあります。

「五十肩だと思っていたけれど、実は違った」という場合に注意したいのが腱板断裂です。

腱板は、肩関節を安定させたり腕を動かしたりする働きを持つ組織です。ここが傷つくと、肩の痛みや夜間痛、腕を上げたときの力の入りにくさなどが現れることがあると言われています。

「痛みはそれほど強くないのに、腕が上がりづらい」というケースもあるため、症状だけで判断するのは難しいところです。

急に激しく痛むなら石灰沈着性腱板炎も

「昨日までは平気だったのに、急に肩がものすごく痛くなった」

このような場合には、石灰沈着性腱板炎が関係している可能性もあると言われています。腱板の中に石灰が沈着することで炎症が起こり、突然強い痛みが出ることがあります。夜間に痛みが強くなり、肩をほとんど動かせなくなるケースもあるようです。

肩ではなく首が関係しているケースも

「肩が上がらないうえに、腕や手もしびれるんだけど……」

そんな場合は、肩だけではなく首から伸びる神経が影響している可能性も考えられます。

たとえば頚椎症性神経根症では、首から肩、腕にかけて痛みやしびれが現れることがあると言われています。肩が上がらないからといって自己判断で五十肩と決めつけず、症状が続く場合やしびれ、筋力の低下を伴う場合は、整形外科などへの来院を検討することも大切です。

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症状からチェック|肩が上がらない原因を見分けるポイント

「肩が上がらないといっても、痛い人もいれば、力が入らない人もいるよね?」

その通りです。肩が上がらないときは、どのような動きで困るのか、痛みやしびれがあるのかなどによって、考えられる状態が変わると言われています。ただし、症状だけで原因を決めることは難しいため、ここではあくまで状態を確認するポイントとして見ていきましょう。

腕を上げる途中で肩が痛い

「腕を横から上げていくと、途中だけズキッとするんです」

このような痛みは、腱板のトラブルなどでみられることがあると言われています。特に腕を上げ下げする途中で痛みを感じる場合は、肩周辺の組織が刺激を受けている可能性も考えられます。

一方、五十肩では痛みだけでなく、肩関節の動く範囲そのものが狭くなることがあるようです。

夜に肩が痛くて眠れない

「昼間より、寝ているときのほうが肩が痛い気がする……」

夜間の肩の痛みは、五十肩や腱板断裂などでみられる症状の一つと言われています。寝返りをしたときに痛む、痛い側を下にすると眠りづらいなど、睡眠に影響するケースもあります。

夜間痛が続いている場合は、「寝方の問題かな」と我慢し続けず、肩の状態を一度確認してもらうことも大切です。

痛みよりも「力が入らない」と感じる

「反対の手で支えれば動くけれど、自分の力では腕を上げづらい」

このような場合は、腱板の状態なども確認する必要があると言われています。腱板断裂では、腕を上げる際の筋力が低下することがあるためです。

ただ、「腕が上がらない=腱板断裂」というわけではありません。五十肩などとの区別が難しいケースもあり、必要に応じて画像検査などを組み合わせて状態を確認するとされています。

腕や手のしびれもある場合は?

「肩だけじゃなくて、腕から手までしびれるんだけど……」

そんなときは、肩だけではなく首から伸びる神経が関係している可能性もあります。頚椎症性神経根症では、首から肩、腕にかけて痛みやしびれが現れると言われています。

肩が上がらない状態に加えて、しびれや力の入りにくさが続く場合、あるいは転倒などをきっかけに急に動かせなくなった場合は、自己判断せず整形外科などへの来院を検討しましょう。

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肩が上がらないときの対処法|自宅でできることと注意点

「肩が上がらないときって、ストレッチしたほうがいいの?」

痛みがあると、「動かしたほうが早く改善するのでは?」と思う方もいるでしょう。ただ、肩が上がらない原因や症状の程度によって、適した対応は変わると言われています。まずは無理に動かすのではなく、肩の状態を見ながら対応することが大切です。

痛みが強いときは無理に動かさない

「固まったら困るから、痛くても動かしたほうがいい?」

強い痛みが出ている時期に、無理やり腕を上げたり大きく回したりするのは避けたほうがよいと言われています。

五十肩では、痛みが強い時期と動きが制限される時期などがあり、状態に合わせて対応することが重要です。痛みを我慢しながら何度も動かすのではなく、まずは負担の大きな動作を控えてみましょう。

冷やす?温める?症状に合わせて考える

「肩が痛いときは、冷やすのと温めるの、どっち?」

迷いやすいところですよね。一般的には、急に強い痛みが出た直後などは冷却が用いられることがあり、慢性的な肩のこわばりには温熱が取り入れられる場合があると言われています。

ただし、肩が上がらない原因はさまざまです。「とりあえず温めれば大丈夫」と決めつけず、痛みが強い場合は専門家に状態を確認してもらうことも検討しましょう。

ストレッチは「痛くない範囲」が基本

「少し動かせそうなら、ストレッチしてもいい?」

五十肩などでは、症状に応じて運動を取り入れることがあると言われています。ただし、勢いをつけて腕を上げたり、強く引っ張ったりする必要はありません。

たとえば、前かがみになって腕を楽に垂らし、小さく揺らすような運動が用いられる場合もあります。ポイントは、強い痛みを我慢して行わないことです。

自己流で続けず、痛みが強ければ状態を確認する

肩が上がらない状態には、五十肩だけでなく腱板断裂や石灰沈着性腱板炎などが関係する可能性もあると言われています。

「そのうち改善するだろう」と自己流のストレッチや強いマッサージを続けるより、痛みが強い、夜も眠れない、力が入りづらい、症状が長引いているといった場合は、整形外科などへの来院を検討しましょう。

肩の状態を確認したうえで、自分に合った動かし方を選ぶことが大切です。

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肩が上がらないときは病院へ行くべき?来院の目安

「肩が上がらないけど、もう少し様子を見ても大丈夫かな?」

肩の痛みは日常でも起こるため、病院へ行くタイミングに迷いますよね。ただ、肩が上がらない状態が続く場合や、強い痛み・しびれなどを伴うときは、整形外科などへの来院を検討したほうがよいと言われています。

肩が上がらないときは何科へ行く?

「整骨院?それとも整形外科?」

原因がはっきりせず、肩が上がらない状態が続いている場合は、まず整形外科で相談する方法があります。

肩の症状には、五十肩だけでなく腱板断裂や石灰沈着性腱板炎などが関係している可能性もあるためです。整形外科では状態に応じてX線やMRI、超音波などの画像検査が行われることがあると言われています。

転倒後や突然上がらなくなった場合は注意

「転んで肩をぶつけてから、腕を上げられなくなった……」

転倒やスポーツなどをきっかけに肩が上がらなくなった場合は、骨折や脱臼、腱板の損傷なども考慮する必要があります。

また、特にきっかけがなくても、突然激しい肩の痛みが現れる石灰沈着性腱板炎などがあると言われています。急激な痛みで腕をほとんど動かせない場合は、我慢を続けず早めに医療機関へ相談することが大切です。

夜間痛・しびれ・力の入りづらさもチェック

「肩の痛みで夜中に目が覚める」「腕に力が入りづらい」という症状はありませんか?

夜間痛は五十肩や腱板断裂などでみられることがあり、腱板断裂では腕を上げる際の筋力が低下するケースもあると言われています。

さらに、肩から腕、手にかけてしびれを伴う場合は、首から伸びる神経が関係している可能性も考えられます。

「五十肩だろう」と決めつけないことが大切

肩が上がらないと、「年齢のせい」「五十肩だからそのうち改善する」と考えてしまうこともあります。

しかし、似たような症状でも原因が異なる場合があると言われています。特に、突然腕が上がらなくなった、転倒後から痛む、夜も眠れないほど痛い、しびれや明らかな力の入りづらさがある場合は、自己判断だけで長期間様子を見るのは避けたいところです。

肩が上がらない原因を確認し、その状態に合った対応を考えることが、日常生活への負担を減らす第一歩になります。

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ABOUT US
小林 大作
小さいころから野球をやっている中でケガをして通っていた整骨院の先生の影響をうけてこの道を志しました。 ケガをして野球ができない時に身体的にも精神的にも辛い中、身体を治してもらうだけではなく、的確な声をかけて頂き落ち込んでいた心も治してもらい安心して野球をやりきることができました。 新潟から東京へ進学で上京しまして国家試験柔道整復師免許取得、横浜市の整形外科、整骨院、川崎市の整形外科、大和市の整形外科などで勤務させて頂き、2016年6月にこちらを開院しました。 外傷や様々な症例を経験した中で、 もっと良くなるんじゃないか、もっと楽にしてあげれる方法があるんじゃないかと思い日々考え、勉強会などにも積極的に参加しております。 皆様のお困りの症状が改善し、スポーツパフォーマンス向上や、諦めていた趣味を楽しんだり、快適な日常生活、競技生活が送れるように精一杯施術させて頂きます。 当院では、症状改善だけではなく、根本的に症状が出にくい身体を作っていく事が大事と考えております。 痛みの改善は勿論ですが、身体を整えて、正常に動くようにして、筋肉を鍛えていく事で根本的に変えていきます。 どこに行っても治らない、どこに行ったらいいかわからない方はぜひ一度当院にお越しください。